■私が夫に教えたこと
家事は、挙げるとキリがないくらいたくさんの仕事があるので、思い出せる限り書き出したいと思います。
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まず教えたのは、お米の研ぎ方と炊飯器の使い方。夫の帰りが早いので、お米を炊いておいてもらう機会が多かったからです。
まったくやったことがなかったようで、研ぐ方法も一から指導。炊飯器はスイッチを押すだけなのですが、最初の頃は水を入れ忘れたり、スイッチを入れ忘れたり、ほかにもいろいろな失敗がありました。
おかずは自ら作ってくれるようになりましたが、料理をしながら「片付ける」という意識がなかったので、それを教えました。いまだにコンロ周りの油はねなどには無頓着ですが、細かい部分は私が掃除しています。
食器を洗った後、ついでにシンクや排水溝ネットの生ごみもキレイにする。
こんな細々とした家事を少しずつ、少しずつ教えていき、今では大概の家事をこなせるようになりました。
■感謝の気持ちは忘れずに
気をつけているのは、「ありがとう」を頻繁に伝えることです。そして、やってもらったことに関しては、文句を言わないこと。「文句があるなら自分でやる」が我が家のルールになっています。
ご飯を作ってくれたときは、「おいしいね!」と子どもと一緒に誉めちぎりながら食べています。
夫も、私が食器を洗えば「ありがとう」と必ず言ってくれます。
家事を分担にして一番良かったと思うのは、「家事や育児の大変さ」を理解してくれたこと。もし、結婚後に仕事を辞めて一人で家事をこなしていたら、「家事って楽だろうな」とか、「仕事をしていなくてズルいな」と思われていたかもしれません。
■育児はもはや「当たり前」に
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育児に関しては、分担を決めていません。
私が家事をしているときは夫が子どもの世話をして、夫が家事をしているときは私が子どもの世話をします。
家事の分担が習慣になっていたためか、育児を2人で協力することは生まれる前から「当たり前」になっていました。
今では「家事と育児を一人で完璧にやるより、会社で仕事してた方がずっと楽だよ~」と言ってしまう夫。この先、もし私が仕事を辞めることになったとしても、家事と育児はきっと協力してくれるだろうと思います。
「イクメン」や「父親の育児参加」などの言葉を聞くと、正直少し違和感を覚えるほど、我が家で父親が育児をすることは当たり前になっています。本当の「イクメン」を育てる鍵は、結婚直後からの家事指導にあるのかもしれません。
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