お子さんと一緒に、食べること、生きることについて映画を観ながら感じ、おしゃべりしませんか? 今年公開されたばかりの映画
『いただきます』は、毎日の食事から、心もカラダも作られていると実感できるドキュメンタリー映画。11月20日には横浜で親子上映会も開催されます。
©VIN OOTA
「食は命をつくる」。福岡市の
高取保育園の園長、西福江さんは、子育てにおける食の大切さをそう語ります。
映画『いただきます』は、この高取保育園に集う子どもたちと、西園長の食育の現場を追いかけたドキュメンタリー映画。約200人の園児が過ごす保育園では、昔ながらの子育てや伝統的な和食給食が、子どもたちの心とからだを元気に育んでいます。その温かな様子が日常から伝わってきて、大人も子どももほっこり癒されます。
©VIN OOTA
また映画では、アトピーに悩む子どもも食生活の改善によって元気になっていく姿が映し出され、玄米とみそ汁を中心にした和食、発酵食の魅力が科学的データとともに紹介されるシーンも。発酵学で著名な
小泉武夫先生も登場します。ナレーションは
石田ゆり子さん。
「生まれた土地の食物を食べ続け、それを何万年も続けてきた結果が、今の私たちの身体です。私たちの身体は、その土地で採れた伝統的なものを食べて暮らすときに、最も健康でいられるようにできているのです。この考え方を『身土不二』といいます」と西さん。
©VIN OOTA
戦後、食生活の西欧化によって、主食はお米のごはんからパン食へ変わり、便利な加工品をはじめさまざまなものを食べるようになった私たち。それは豊かさの象徴かもしれませんが、一方で、長年積み重ねられてきた伝統的な食文化が忘れられつつあります。
だからこそ、この映画は「おいしく食べる」というシンプルで大切なことを改めて教えてくれます。
「食べ物に感謝して、いただきましょう」
「よく噛んで、100回噛んで食べましょう」
「食材を丸ごといただきましょう」・・・などなど。
そんな日常を映像にとらえたのは、映画監督のVIN OOTAさん。
「最初に高取保育園を訪れたのは、映画
『はなちゃんのみそ汁』のメイキングムービーを撮影した時でした。西園長の食育への想い、和食を食べる園児のおいしい笑顔に触れて、これはちゃんと伝えなければいけないと、半ば使命感のような気持ちで保育園に通い続けました。玄米和食で育った子どもたちならではの素朴な佇まい、昔ながらの日本の子育てに秘められた豊かな心、その輝きを感じ取って頂けたら嬉しいです」と語ってくれました。
©VIN OOTA
また11月20日に横浜で親子上映会を主催する一般社団法人スマート・ウィメンズ・コミュニティ代表理事の東みちよさんは、「子どもたちのおいしい笑顔を育む、食育の取組みに共感し上映会を企画しました。いま、昔ながらのごはんの魅力を、もう一度見直したいという人が増えています。
玄米、味噌、ひじき、おひたしなど、質素なごはんの根っこにある生命力や、自然の恵みを取り入れることの心地よさを感じて頂けたら」とおススメ。
映画のあとは、玄米おにぎりランチの提供や、地元の麹を使った
みそ作りワークショップも行われます。
©VIN OOTA
またウーマンエキサイトが展開している
「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」にも賛同したこの上映会では、小さなお子さんも一緒に参加できます。10歳未満は参加費無料(ただし午前の部は子どももランチ代500円がかかります)。また、参加者全員に「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」のかわいい
“泣いてもいいよ” ステッカーをプレゼント! 今週末、ぜひ親子で出かけてみては。
『いただきます』上映会&みそ作りワークショップ
開催日:2016年11月20日(日)
会場:吉野町市民プラザ 神奈川県横浜市南区吉野町5-26
【プログラム】
<午前の部>11:00~13:30
参加費大人1,500円、10歳以下の子ども500円(ランチ付/定員40名)
内容:11:00~ 親子映画上映会『いただきます』(65分)+おにぎりランチ+VIN監督のトークセッション
<午後の部>14:00~15:30
参加費大人1,000円、10歳以下の子ども無料(定員40名)
内容:14:00~ 親子映画上映会『いただきます』(65分)+「はなちゃんのみそ汁GIFT」(20分)
<味噌づくりワークショップ>
参加費1,500円(定員40名)
横浜産の麹を使った味噌づくりワークショップ
★申込および詳細はこちら★
https://smart-womens.org/event/itadakimasu_miso/
※表示価格はすべて税込み
主催/問い合わせ:
一般社団法人スマート・ウィメンズ・コミュニティ
info@smart-womens.org
共催:吉野町市民プラザ
協力:ウーマンエキサイト「WEラブ赤ちゃん」プロジェクト
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