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毎朝早起きして作るお弁当。なんとなくママの役割になっているけれど「たまにはパパにお弁当を作ってもらいたい!」と思っているママも多いのでは?
実はいま、Twitterやinstagramではパパが作るお弁当・通称「パパ弁」がじわじわと注目されはじめています。
パパ弁って…実際どうなの? お弁当を作ってくれるなんて、どんなパパなの? 今回はそんな気になるパパ弁事情を調査してみました!
■豪快な盛り付けが大人気! @n.wataoさん
まずは、フォロワー数2万人超のこの方! 徳島県在住で看板屋さんを営む
@n.wataoさんです。
曲げわっぱにおかずをぎゅうぎゅうにつめているのに、盛り付けかたのバランスが絶妙!
焼き鳥を串に指したまま、ご飯を覆い隠すように並べる発想はパパならではですよね。時間がない朝でも子どもウケのよいお弁当を作りたいママは、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?
@n.wataoさんのチャーミングな投稿コメントや、フォロワーへのコメント返しから垣間見える人柄も、人気の秘密かもしれません。
以下のお弁当で注目したいのが、「断面」を見せるワザ。ゆでたまご、プチトマト、レモン、そしてスナップえんどう。いつもはまるっと1個入れているおかずも、中心を切って入れるだけで、こんなにも彩りや遊びゴコロがプラスされます。
特にスナップえんどうの豆をみせるテクは、断面がかわいいので真似したいと思ったママもいるはず。
@n.wataoさんによると、「筋の所で適当に開いてしまうと両方の鞘(さや)に豆がバラバラに付いてしまうので、筋の少し上に包丁の先で切り込みを入れて開くようにすると、上手に開ける」のだそうです。
■ご飯の入れ方を変えるだけでこんなにおしゃれ @kuratabaさん
中学生の娘さんたちにお弁当を作っている
@kuratabaさん(47)。色鮮やかな盛り付けに思わず唸ってしまいますが、なんといってもご飯の入れ方が秀逸なんです。
お弁当を開いたとたん、3色弁当がこんな形で入っていたら子どもも喜びそう! ご飯の側面を野菜で巻くことで、丸い形をキープしています。
難しいおかずを作らなくても、ご飯の配置をちょっと工夫するだけで、こんなに楽しいお弁当にできるものなのですね。
またある日のお弁当では、以下のような斬新な盛り付け方も! ご飯の中心におかずを入れる場合も、仕切りが紙などのカップではなくレタスなので、食べやすく、見た目も楽しめるのがポイント。これは盗みたいテクですね。
■4人分を30分で! つるの剛士さん
芸能人パパも、お弁当作りに奮闘しています! 言わずと知れたママたちの理解者、つるの剛士さんもやっぱりパパ弁経験者。
なんと30分で4人分…まさにスーパーパパです。急いで作ったにも関わらず、彩りもしっかり意識。
プチトマトとブロッコリーを入れたり、色つきのカップを使うだけで明るい印象になるワザも使えそうです。
■おしゃれな「ムスコめし」で本も出版 辻仁成さん
意外なのがこの方! パリで生活するシングルファザーの作家・辻仁成さんです。
Twitterでは、お弁当だけでなくクオリティの高い手作りディナーや、息子さんへの愛が伝わるエピソードも発信していて、つい読みこんでしまいます。
醤油バターの香りがクセになりそうな鮭の炊き込みご飯は、フォロワーへのコメント返しの中で作り方も教えてくれています。明日のお弁当にいかがですか?
「今回のは玄米一合半を研ぎ水をその量入れ、そこに脂ののった鮭250g 茅の舎の野菜だし一パックの中身、都こんぶ二枚、生姜、ゲランド塩と出し醤油バター少々載せ、GO!笑。」
■【番外編】Twitterから映画に 不器用なパパが娘に作り続けた「パパ弁」
パパ弁といえば、この2016年12月のTwitter投稿。
父子家庭で育つ高校生(当時)のみどりさんのために、3年間お弁当を作り続けたパパ。高校生活最後のお弁当には、パパからの手紙とともに、パパが初めて作った(いまよりちょっと素朴な)お弁当の写真が添えられていたそうです。
娘のために苦手なお弁当づくりを続けたパパと、どんなお弁当でも残さず食べた娘の強い絆を感じた1件のツイートに涙する人が続出。現在28万人の「いいね!」がつくほど話題となりました。
そしてついに2017年6月には、『
パパのお弁当は世界一』というタイトルで映画化。改めて家族の絆を考えさせられました。
まだまだ浸透しきっていない「パパ弁」。親子の大事なコミュニケーションツールだからこそ、パパもお弁当づくりに参加してもらいたいもの。
そして、ママが朝寝坊できる日が増えますように!