【ラク家事の秘密は冷蔵庫にあった! 第1回】 “見える化”で食材の迷子をなくす、 冷蔵庫の正解ルール
■一家に一冊欲しい! 冷蔵・冷凍保存&活用事典
ところでみなさんは、食材をどのように保存していますか? 野菜を買ってきたら野菜室に、お肉や魚を買ってきたらチルドに。買ってきたものをそのまま保存することが当たり前になっていませんか? 実は食材にはそれぞれ正しい保存方法があり、それを実践すればおいしく長持ちします。
本著には、家庭でよく使う食材88種類を、その
食材に適した冷蔵・冷凍の方法から解凍法、調理例まで網羅した便利な「活用辞典」も掲載されています。
たとえば、ネギ。冷蔵庫に入る長さに切り、用意したビンに立てて入れます。ビンの底から2センチほど水を注ぎ、ふたをして冷蔵保存すれば10日は持ちます(水は3日おきに交換して)。冷凍するなら、白い部分は使いやすい大きさにカットして保存袋に。青い部分はラップで包んで1ヶ月持ちます。
ここに掲載されているのは野菜だけではなく、
フルーツや肉、魚、そして豆腐や納豆などの加工食品、チーズやヨーグルトなどの乳製品まで、おいしく長持ちさせる方法、使い切りがラクにできるテクニックまで盛り込まれています。“保存”という概念がくつがえされ、お料理の幅も広がりそうです。
日本では、年間約632万トンもの食品ロスが生まれているのだとか。冷蔵庫保存のテクニックを使って、食品ロスを減らしたいものですね。次回は、お金が貯まって家事がラクになる
「買い物」&「半調理保存」方法をご紹介します!
参考図書:
「ひと目でわかる! 冷蔵庫で保存・作りおき事典」
島本美由紀/著 講談社
家事の「ラク」を追究してきた著者がたどり着いた、究極の冷蔵庫活用法を徹底解説。気になる食品保存のテクニックから、「作りおき」のコツまで、冷蔵庫活用で家事の手間や無駄遣いを徹底排除する秘訣を伝授する一冊。
島本美由紀(しまもと・みゆき)
料理研究家。ラク家事アドバイザー。
冷蔵庫と食品保存のスペシャリストとして調理の時短テクニックや、整理収納アドバイザーの資格を生かした片づけ方法など実用的なアイデアが好評を得て、テレビや雑誌を中心に幅広く活躍中。『冷蔵庫超片づけ術』(双葉社)、『おもわず自慢したくなる料理のラクワザ333』(河出書房新社)、『冷蔵庫を片づけると時間とお金が10倍になる!』(講談社+α文庫)、『ひと目でわかる食品保存事典 簡単! 長持ち! 節約!』(講談社)など、著書多数。
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