子連れ引越しで大失敗! 大切なのは見積り時だった

2017年12月。わが家は、直線距離で300mほど離れたところに引越しをしました。子どもが3人になり、家が手狭になってきたことなども関係していましたが、思いつきで行動していたら良い物件にめぐり会えたのが1番大きな理由です。

目次

・まさかの◯時間かかった引越し
・引越しに12時間もかかってしまった理由
・まだまだあった! こんな失敗談
・これから「子連れ引越し」する人へのアドバイス6カ条


子連れ引越しで大失敗! 大切なのは見積り時だった

(c)kai - stock.adobe.com



年長6歳、年少4歳、0歳(当時9カ月)を連れての引越し。大変だろうと思っていましたが、「大変」の二文字で表すことができないほど「むちゃくちゃ大変!!!」でした。

今回は、わが家の引越し体験談と、そこから学んだ「子連れの引越し5カ条」をご紹介します。どうぞ笑って読んでください!

【引越し概要】
・同じ町内(◯町×丁目、まで同じ)での引越しで、直線距離で300mほどの移動。

・4歳の子どもが徒歩で5分の移動時間。


・前の家から現在の家まで、曲がるのは2カ所だけ。

・引越し業者は4社訪問見積もりをして選択。「なぜ安くできるのか」をしっかり説明してくれ、好印象だった大手ではない業者に決めた。

・わが家はとにかく荷物が多く、そのことは事前に伝え、訪問見積もりをしてもらっていた。

・近距離の引越しだったので、2tトラックで3往復することに決まった。



■まさかの◯時間かかった引越し

引越しで困るのが子どもたちの居場所です。三男は、ばぁばに来てもらって見てもらうとして、上の2人は幼稚園に行ってもらうしかない…とあえて平日を選びました。

路地を抜けていくため大きなトラック(4t)では無理なので、2tトラックで3往復することが決まった時に、営業担当者さんから言われたのは「近いですが3往復なので、6時間くらいかかりますよ」ということ。
朝9時スタートだったので、15時には終わる予定を告げられていました。

「15時と言っても、17時くらいになるかもしれないな」。

その時は、その程度に思っていました。それでも、朝少し早めに幼稚園に送って預かり保育を頼み、17時少し過ぎてもお迎えしたら新居に帰ってこられるから大丈夫と計算していたのです。

▼実際にかかった時間は…

当日。なぜか、まったく進まない引越し作業に「あれ、引越しってこんなにスローペースだったっけ?」と疑問を抱き始めたのが10時頃。その後もゆったりと作業は続き、1回目のトラックが、前の家を出たのは12時でした。

当然15時に終わるわけはなく…。
15時には、2回目の積み込み作業をしていました。そして、終わったのはなんと夜の21時半! 12時間半かけた引越しとなったのです。


■引越しに12時間もかかってしまった理由

なぜ12時間もかかってしまったのか? 振り返って考えてみました。


▼3往復が4往復になった「荷物の多さ」

引越しが遅れた理由は、わが家の荷物の多さにもあったと思います。ただ、訪問見積もり時に隠していたものはなく、むしろダイニングテーブルと椅子など、前日までに自分たちで運び出していたものもあったので、見積もり時よりも運ぶものは少なくなっていたはずでした。

それでも、きっとわが家の荷物は多かったのでしょう…。3往復だったはずの作業が結局、4往復することになってしまったのも時間がかかった大きな理由のひとつです。

▼「嘘でしょ?」引越しトラックがまさかの迷子に

1回目のトラックが出発して、走って新居に向かい待つこと15分。なかなか到着しないトラックに「お昼休憩かな? だとしたら一言ほしかったな」と思っていたのですが、なんと道に迷っていました。トラックが到着したのは、出発から30分後。徒歩5分の距離なのに…と道案内をしなかった自分を恨みました。


▼当たりハズレが大きい「作業員さんの力量」

作業員さんの数は3名。5人家族の引越しとしては、少なめだったかなと思います。また、作業員さんのうちの1名は、段ボールを持って「重い〜」、トラックへの積み込みを担当すると一列に段ボールを並べて「もう入りません(左右ガラガラ)」というタイプ。

その方のペースに合わせてほかの2名もノンビリ作業していた姿は、わが家だけでなくトラックを置かせてくれていたお隣さんも目撃していました。

さすがに遅れが目立ってきたころに引越し業者の本部へ電話で状況を伝えていたので、夜20時半頃に応援部隊が来てくれました。応援部隊の方たちの動きはとても速く「これが引越し作業員の動きだよね…」と思った衝撃は忘れられません。


▼結局はムダな時間が過ぎただけの「トラック移動」

荷物が多いこと、作業員さんのうちの1名が重いものをあまり運べないことから、トラックの位置をお隣さんの敷地から家(引越し前)の敷地内の駐車スペースへと変えようとして20分ほど格闘。

前の家の駐車スペースはとても狭かったので、ワンボックスカーでギリギリの範囲。しかも目の前の路地は、車通りも人通りも多いうえ路地幅も狭かったので道路にはみ出すわけにもいきません。何度も「無理だと思います」と伝えたのですが、聞き入れてもらえず。

結局、苦労して駐車しようとしたものの、停められず大幅にはみ出し、ほかの車も来てしまったので慌ててトラックを出して、またお隣の敷地へ戻していました。


■まだまだあった! こんな失敗談


▼取り付けしたくても「エアコンがまだ届いてない!」

引越し業者の電気事業部に、当日夕方〜のエアコン取り付けを依頼していました。17〜19時にいらっしゃるとのことだったので、まさかエアコンが新居に届いていないという事態になるとは思っていなかったのです。

17時過ぎに2回目の荷物はまだ届いておらず、しかもエアコンを乗せてもらえたのは3回目。「今日エアコンを取り付けてもらうので、早めに運んでください」と朝伝えておけばよかったと後悔しました。

結局その日はエアコンがないので取り付けはしてもらえず、翌日また来訪していただきました。

▼子どもたちの夕飯まで手が回らず「ごめんね…」

引越しに時間がかかった余波は子どもたちにも及びました。引越しの終わっていない新居に帰宅した長男・次男は、運べていたコタツで暖を取りながら過ごすことに。

でも、夕飯時の19時ころは引越し作業真っ只中! ママとパパは引越し作業に集中していました。「おなか空いた!」と叫ぶ次男。「ごめんね」と言いながらバタバタするママとパパ。そしてそのまま次男は眠りについてしまったのです。

21時半に引越し作業が終わってから最寄りのコンビニまで走り、おにぎりなどを買い占めて夕飯開始となったのは結局22時。「ごめんね」という思いと、疲労感でいっぱいの夕飯でした。


■これから「子連れ引越し」する人へのアドバイス6カ条

わが家の反省から、これから子連れで引越しをされる方は、以下の6つに気をつけるようにしてください!

1.荷物の量は、訪問見積もりできっちり計算してもらう。

2.当日、作業員さんの様子に「あれ?」と思ったら遠慮せず、早めに営業担当者さんへ電話して対応策を練ってもらう。

3.新居への行き方や場所は出発前に確認。

4.想定外のことが起きて引越し時間が長引いても大丈夫なように、子どもたちのごはんだけは確保しておく。

5.引越し当日にエアコンの取り付けを頼んでいる時には、取り付け時間を作業員さんに伝える。

6.子どもの数が多い家庭は、少々値がはっても「お任せパック」を依頼するのがおすすめ。


さらに、子どもが幼稚園や保育園に通う未就学児の場合には、引越しで環境が変わったり、ママやパパが忙しそうにしていたりすることで、精神的に不安定になってしまうことがあります。

そのため、引越しが決まった時点で、幼稚園や保育園に伝え、子どものフォローをしてもらえるようにしておきましょう。

壮絶な引越し体験から学べることはたくさんありました。もう引越しをする予定はありませんが、みなさんにはこの「引越しで気をつけるべき6カ条」を役立てていただければうれしいです。

<余談>
実は、洗濯機が3回目の輸送で到着したのですが作業員さんが「このタイプは取り付けられません」と宣言したため、洗濯機は翌日まで使えませんでした。

乳幼児のいる5人家族は洗濯物の量が多いので、引越し翌日は熱を出した長男と三男とともに車でコインランドリーへ行きました(トホホ)。


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