連載記事:人間関係に悩まない“うまい呼び方”
うまい呼び方が人間関係を変える!距離が縮まる呼び方で子供の心が育つ【人間関係に悩まない“うまい呼び方” 第2回】
■子どもの“うまい呼び方”これさえ覚えておけば大丈夫!
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――いろいろな呼び方を教えてもらいましたが、忙しいママたちに究極のコツを教えていただけますか?
五百田さん:確かに毎日多忙なママにとって、子どものタイプやシーン別に呼び分けるのは難しいですよね。そんな時は、3パターンの呼び方を用意してみませんか?
例えば、ナオキくんという男の子の場合なら、「ナオキ」「ナオくん」「ナンナン」の3パターンを作り、子どものテンションやシーン別に使い分けてみましょう。叱る時やしっかりしてほしい時は「ナオキ」、ニュートラルな状態が「ナオくん」、ほめたり甘えさせてあげたい時は「ナンナン」と呼んでみる。
距離感が異なる3パターンの呼び名を用意し、距離を遠くしたい・近づけたい時に合わせて使えば、自然に呼び分けられるようになりますよ。
五百田さんが考える子どもの“うまい呼び方”がわかったところで、次回は「夫の呼び方」についても、具体的なメソッドをご紹介いただきます。
参考図書:
「あの人との距離が意外と縮まる うまい呼び方」(サンマーク出版)
「あの人のことをどう呼ぶかで、距離感は変わる」。コミュニケーション・人間心理の専門家として数々のメディアに出演し、ベストセラーをたくさん世に送り出す「対人関係のスペシャリスト」である著者が、コミュニケーションについてのさまざまな理論や方法論を分析した結果たどり着いたのが、「『話の内容』や『伝え方』以上に、『どう呼ばれるか』で人の心は決まる」という境地。巻頭にはスペシャル対談として、2016年に日本一を成し遂げた北海道日本ハムファイターズ・栗山英樹監督との「呼び方」対談を収録。
取材・文/山田裕子
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