「大切にされていない…」悲しくなった時の「3つの処方箋」【心屋仁之助 塾】



■大切にされるために「心がけたい3つのこと」



1.「無理に役に立とうとしない」


あなたが誰かに喜ばれたり、ほめられたりしたいように、周りの人も「誰かに喜ばれたい」と願っています。あなたが必要以上に誰かの役に立とうと奮闘したり、なんでもこなしたりすると、それ自体はとてもすてきなことですが、「あなたが大切にされる機会」を自分で奪ってしまうことにもなります。

役に立とうと頑張りすぎず、時には人の申し出を喜んで受け入れる側になったり、ちょっとした手助けを自分からお願いする側になり、意識的に「周りに甘える、大切にされる機会」を作っていきましょう。

2.厚意は「喜んで受け取る」


「周囲に大切にされたと感じる出来事」を毎日3つずつノートに書き出してみましょう。例えば、夫は生活費をくれる、調子が悪くても家族のために働きに行く、ジョークを言って笑わせようとする…等々。「私は大切にされている」という前提に立って考えてみてください。

そうすると「思っていたよりも、自分が大切にされていること」に気づくと思います。あなたは「大切にされていない」のではなくて、「大切にされていることが見えなかった」だけかもしれない。
あなたのうれしそうな笑顔と「ありがとう」を惜しまずに返して、周囲のみんなを喜ばせてあげましょう。

3.「自分で自分を大切にする」


「ありがとうを言いたくない」「嫌なのに、なんで周りの厚意を受け取らないといけないの?」という葛藤が出てくる人は、自分と対話する時間をもっと持ってみましょう。「本当はどんなことをしたい?」「本当はなにが嫌なの?」と自問自答して、わがままと思える気持ちも否定しないで、ちゃんと受け止めましょう。

そのうえで、やりたいことをやって、やりたくないことはやめる(断る)。自分を責めたり、頑張らせたりする時間は減らす。自分の味方になり、自分をほめる、楽させる、喜ばせる時間を増やす…といったことを心がけてみてください。

誰かにお願いごとや要望がある時も、ダメもとで構わないので、一応は伝えてみましょう。周りの人はあなたの望みや「してほしいこと」が分からない状態より、正解が分かっているほうが楽だと感じてくれますよ。


自分で自分をたくさん大切にして心を満たしてあげると、「大切にされていない! それじゃない!」という悲しみは減っていきます。加えて、利己的に自分自身ばかり大切にしているように見える人たちのことも以前より許せるようになり、楽になっていくことと思います。


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