連載記事:ヘドロパパ予備軍、ママの本音を聞け!
イクメン気取りのドヤ顔パパ「それ勘違いだから」気づかせる3つのアドバイス【ヘドロパパ予備軍、ママの本音を聞け! 第2回】
お笑いコンビ「2丁拳銃」の川谷修士さんの奥様であり、放送作家として活躍する野々村さん。テレビなどに出演するたびに、歯に衣着せぬ物言いで世の女性たちを痛快な気分にさせてくれています。
そんな野々村さんが、「パパ育」の必要性をヒシヒシと語ってくださった
1回目。
続く2回目は、ヘドロパパ化してしまった旦那さん、またヘドロパパになってしまいそうなヘドロパパ予備軍の旦那さん、そしてイクメン気取りのパパに対して、具体的にママはどうするといいのか? お話をうかがいました。
お話をうかがったのは…
野々村友紀子(ののむら・ゆきこ)さん
放送作家。1974年8月5日生まれ、大阪府出身。「高僧・野々村」のコンビ名で芸人として活動後、放送作家へ転身。夫はお笑いコンビ「2丁拳銃」の川谷修士さん。
バラエティー番組の企画構成や吉本総合芸能学院(NSC)東京校の講師などを務める。
■野々村ママの「パパ育」アドバイス1:ヘドロパパ化し始めている旦那さんへの処方箋
――すでに子育てがスタートしていて、旦那さんがヘドロパパ化している場合は?
野々村友紀子さん(以下、野々村さん):ヘドロパパ化を一刻も早く止めたほうがいいですね。
小堀(野々村さんの夫・修士さんの相方で、ヘドロパパこと小堀裕之さん)の奥さんは、子どもが生後8カ月のとき、赤ちゃんを抱っこして荷物も持ってベビーカーも押して…という状況の中で「荷物持って」とキレ気味にパパに伝えたら「なんで怒ってるの?」と小堀は不思議そうな顔をしたらしい(怒)。
小堀の味方をする気は1ミリもないけれど(笑)、男性って気づいていないことが多いんですよ。
まずは気づいてもらうことが「パパ育」の第一歩。シャンプーだって洗濯用洗剤だって食器用洗剤だって、誰かがなくなりそうなことに気づいて、どこかに買い物に行って重たいものを買ってきて、さらにボトルに移していないと、すぐに使える状態にはなっていないんですよ。
でも、パパはその見えない家事に気づいていない場合が多いんです。トイレットペーパーだって、無限なんてあり得へん。
そんなことに気づいていないんです。
――ママからの言葉をうるさそうに聞く、ヘドロパパっ気のある旦那さんには、どう対処したらいいのでしょう?
野々村さん:ウチはヘドロパパ化する傾向はなかったけれど、赤ちゃんに参加してもらうのも一つの手ですね。実際に我が家でやったのは、「赤ちゃん腹話術」。
赤ちゃんをヒザに抱っこして、後ろから赤ちゃんの手を持って操りながら、パパの方に向かって話すんです、腹話術師みたいに。本当はママが話しているんだけど、まるで赤ちゃんが話しているようにするんですよ。冷静に見るとアホらしんですけど(笑)。
同じことをやらなければならないにしても、ママに「○○やって!」と言われてやるより、赤ちゃんからのリクエストとしてやるほうがパパもその気になるみたいで。
我が家では、私が子どもの後ろに座って「パパと一緒にお風呂入りたいなー」と腹話術をやると、「そうかー、そうかー」とニコニコしながら、パパがお風呂に連れて行ってくれていました。