連載記事:夫婦のための性活トリセツ
【三松真由美のお悩み相談】嫌々でもたまには受入れるべき? 妻の「したくない」を深掘りすると…【夫婦のための性活トリセツ Vol.3】
読者の方からのセックスに関するお悩みをセックスレスカウンセラーで、まじめにセックスレス、ED問題に取り組む三松真由美がアドバイスします。
【夫婦に贈る夜のお悩み相談】
私のまわりでは、セックスレス問題は妻側がその気にならず、夫との温度差に悩んでる方が多いです…。
だから
前回の記事を読んで、妻のほうがしたくて悩んでいる場合も多いのか?!と驚きました。妻が避けたい場合はどうしたらいいのか教えてほしいです。嫌々でもたまには受入れるべきなんですかねえ… (めぐみ)
夜の営みを拒否するのは夫か妻か問題!
めぐみさんの周りには「妻がしたくない」友達が多いのですね。この状況で安心してはいけません。ワイワイ集まる女性のお茶会、実は本心を告げていない方もいると思います。
私も長年ママさんサークルで、ママお茶会を開いてきましたが、自分の性の欲求、夫の求め具合の詳細を話す方はほとんどいませんでした。
かいつまんで話す、大事なとこだけ隠して話す。
つまり核心は開示するひとは少ないという見解です。
性の衝動や願望はひとそれぞれで、オーガズムを感じて完遂という人もいれば、ムギュっと抱きしめてくれれば…とかキスだけで満足という人もいます。挿入は苦手だけどタッチはしてほしい人もいます。
どのレベルをもって自分の性欲感覚をジャッジするかには個人差があるのです。
例えば「夫は遅漏で時間が長いから挿入はイヤ。でもタッチはしたいけど夫はそれでは気がすまないから、私のほうが最初から拒んでるのよ」など、お友達に細部まで心情を解説するひとは多くないでしょう。夜の営みが苦手な理由は、計り知れないバリエーションがあるのです。
よって「私の周りは苦手な友達ばかりだから、これが普通なんだ。拒んでいいものだ。」と危険な判断をしがちです。夜の営みが苦手な友達を安全圏と思うなかれ。
隣の寝室事情と自分の寝室事情は切り離して考えてください!
なぜ「拒んでいい」が、危険な判断かというと