■子育てでもめない! 夫の「居場所」作り
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どんなタイプの夫にも効果的なのが、家の中に子どもに侵食されない
「夫の居場所」を作ること。例えば、書斎や個室まではいかなくても、リビングやダイニングのイスやソファなど、夫だけが使う場所を決めるのです。
赤ちゃんがいようがいまいが、「ここはあなただけの居場所だよ」という夫のプライベートスペースを確保しましょう。子どもが生まれても、子どもが増えても、そこは絶対に空けておきます。部屋がどんなに散らかっていても、そこだけはきれいに片付けておくことも肝心です。
子どもがいることで夫婦仲が悪くなるのは、「妻が自分を見てくれない」「子どもが自分のスペースを侵害してくる」と夫が感じてしまうことが根本的な原因であることが多いように感じます。
妻はまず「子育てをしなくても、あなたはここにいていいのよ」という場所を夫のために確保し、「子どもは夫婦の邪魔をする存在」と感じさせないようにしましょう。特に、縄張り意識の強い甘え下手タイプや仕事・趣味に没頭系タイプには効果的です。
ただし、リビングやダイニングなど子どもと同じ空間に夫の居場所を作った場合、子育てを手伝わない夫が視界に入ると「私ばっかり大変」とつらく感じることもありますよね。その場合は、もし可能なら夫の居場所は目の届かない場所、書斎や個室に設ける方がいいかもしれません。
夫の姿が見えなければ、家事・育児をしてくれないことのイライラは感じにくくなりますし、顔を合わせないのでケンカにもならないからです。
■悪化した夫婦関係、修復できるタイミングは?
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子どもが生まれ、すでに夫婦仲がうまくいっていない場合でも、関係修復は今からでも間に合います。
子どもは、いつまでも赤ちゃんではありません。寝るか泣くかだけだった赤ちゃんも、1歳近くになれば歩き始め、体を動かす遊びなどパパとできるようになっていきます。
すると、親子3人で出かけたり、公園や動物園などにパパと子どもだけでお出かけなどもできるようになるでしょう。
男性は、そもそも赤ちゃんとどう接していいかわからず「怖い」「面倒くさい」と感じて、子育てや父親の役割を放棄することも。
それで夫婦仲が冷えてしまうケースは少なくありません。
しかし、人と人として向き合えるくらい子どもが大きくなれば、それにつれて親子関係も変わっていきます。子どもが歩き始める、言葉が少しわかるようになる、意思の疎通ができるようになるなど
成長の節目がチャンス。夫婦仲が好転するきっかけとなるかもしれません。
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