コミックエッセイ:コソダテフルな毎日

どうして食べてくれないの…偏食の息子に私が試したこと・支えられた言葉【コソダテフルな毎日 第183話】


■子どもが食べてくれない…悩んだとき心に響いたアドバイス


その1. おっぱいだけでも大丈夫



その一つが…小児科の看護師さんにそっと言われた、

どうして食べてくれないの…偏食の息子に私が試したこと・支えられた言葉【コソダテフルな毎日 第183話】
「おっぱい飲んでる間は食べなくても大丈夫よ。おっぱいがいい! ってなってる間はおっぱいがいいのよ〜〜」
でした。

周りが2回食、3回食と進んでいくのに一向に進まない離乳食。
焦りばかりが募っている中、初めて「おっぱいだけでもいいわよ」と言ってもらえて…すごくホッとしたのを覚えています。

心のどこかで「もうこのまま卒乳するまでおっぱいだけでいけたらいいのにな」って思っていた自分がいたので、「それでいいんじゃない?」と背中を押してもらえたような気持ちになりました。

その2. いつもと同じ食材でも立派な食育



どうして食べてくれないの…偏食の息子に私が試したこと・支えられた言葉【コソダテフルな毎日 第183話】
「ママ達の中には子どもにいろんな食材を食べさせた方がいいのかな? と悩む人もいるんだけどそんな事気にしなくて大丈夫!
同じお芋でも産地が違ったり銘柄が違う事によって風味や食感が変わるでしょ? トマトだってバナナだって銘柄が違えば甘さも酸味も食感も違う。それだけでも立派な食育です。
目新しい食材やいつもと違う食材を用意しようとしなくて大丈夫」

これは目からうろこでした。

つい欲が出ていろんな野菜を混ぜ込んで食べさせたくなってしまうのですが欲張らず、目新しさやバリエーションを増やそうとしなくても大丈夫なんだ〜ととても心が軽くなりました。

その3. 同じ悩みを抱えたお母さんの経験談


どうして食べてくれないの…偏食の息子に私が試したこと・支えられた言葉【コソダテフルな毎日 第183話】
やはり最後は同じ悩みを抱えたお母さん同士の経験談が一番ホッと出来ました。

幼稚園の先輩ママ友達に食べない事をぼやいたら、経験談を語ってくれました。

「うちも長女の時は全然食べないから私がだんだんおかしくなってきちゃって…。
見かねた夫が実家に帰ったほうがいいって言うから実家にしばらく帰る事にしたのよ。

ヨボヨボになりながら実家に帰って娘を預けたら、5人育てた母が味噌汁の具を適当にちゃっちゃと潰してポイッて口に放り込んだら、ペロって普通に食べるわけ!!

食べてる娘を見て、私。。もう…自信なくしちゃって(笑)
今思えば真剣になりすぎて顔が怖かったのかなとか思う」

こういう話を聞いたりすると、笑えると同時にみんな同じような道を通ってきてるんだな〜〜と心強く感じますし、私もいつか笑い話に出来る時が来るかな〜と希望も持てました。

やはり同じ経験をしたママ同士の話はとても心強かったです。

悩んで当時は既に一生懸命頑張ってるのでそこにさらに何かを付け加えたり、工夫をしたりするのもしんどくて…。
これ以上どうしろっていうんだよーーー!! と心の中で毒づいてた日もありました。

かといって普段育児してない夫に「気にしすぎだ」と言われてもそれはそれでムカッと来るんですよね。アンタに何が分かるのよ! と。。

私が求めていたのは共感と「頑張らなくていいよ」の2つでした。
頑張らない事に対して罪悪感もどこかで感じるのですが、少し先を行く人生の先輩からそう言ってもらえるとホッとしました。


■その後、食べてくれない次男はどうなった?

結果、我が家の次男がどうなったのかというと…幼稚園に入って集団生活を送るようになると、食べるようになりました!

今でも家庭では好き嫌いは多いですが、給食だと好き嫌いなく食べるようで、本人もどうやらスイッチを切り替えているようです。

あの時嚥下力に問題があるんじゃないか? って本気で心配しましたが、成長とともに本人の中で食べるスイッチが自然と入る時が来たんじゃないかなと思います。

元偏食っ子の皆さんの話を聞いても、スイッチが入る時期に多少の差はあるものの、何かのきっかけで食べれるようになった人が多かったです。

かくいう私自身も幼少期、小食&食べるスピードが遅くて母親によく心配されていました。

当時、実母が私の幼稚園の先生とやり取りしていた連絡帳が出てきたのですが「食べるのが遅すぎる…」とめっちゃボヤいてありました(笑)

どうして食べてくれないの…偏食の息子に私が試したこと・支えられた言葉【コソダテフルな毎日 第183話】
「お鍋でお米を炊いたらパクパク食べてくれました…パァァァァ!」みたいなことが書いてあって、いつの世も子どもの食べた食べないに親の悩みは尽きないものだなと思いましたよ。

かくいう私は当時、母親が悩んでいる様子をうすうす感じ取ってはいましたが、私自身は全然遅くないと思っていましたし、何をそんなに心配してるんだろう…と全く気にしてませんでした。

親の心子知らず、そんなもんですよね。

というわけで。ありきたりですが、本人のスイッチが入る時まで気長に見守っていきましょう〜。

本記事の内容はあくまでも我が家の体験談です。
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