あれもダメこれもダメ! 子どもの名づけに口出しする義母に対抗するには…?
結婚後に新しく家族となる「義父母」。義母とは良好な関係を築けていたので、生まれてくる子どもの名前を決める時にトラブルになるとは思いませんでした…。
■幸せな夫婦に、予想外の義母からの言葉
私はかずみ。夫の康太は、やさしくて頼もしい人。そして、今、私のお腹には赤ちゃんがいます。
私たち夫婦は、まだ子どもの性別もわからない妊娠初期から「名づけ事典」を買い込み、赤ちゃんにどんな名前をつけようか、どんな子になってほしいか、そんな会話を楽しみ、すごく幸せでした。ところが……。
康太の家では男の子の名づけは代々祖父(康太の父)が行うことになっていると告げられ、予想外の返答にショックを受けてしまいました。
すると、これまで関係良好だった義母が初めて私に対して、生まれてくる子の名前も勝手に決めるなと声を荒げたのです。
その夜、夫に昼間の義母とのことを伝えると、夫は自分の名前を祖父がつけたことを知らなかったそうで、 子どもたちの名前は自分たち夫婦で決めよう、母親に電話すると言ってくれました。
康太はすぐに実家に電話してくれて、「今どき祖父が名前をつけるって変じゃない?」と言ってくれました。義父は私たちの気持ちを汲んでくれたのか、それとも本当に名前をつけるのは面倒くさかったのか、あっさりと代々続く“祖父の名づけ”を廃止してくれることに。
そして義母も納得してくれたように思っていたのですが、名づけで本当に苦しい思いをするのは、この後からだったのです……!
なんと自分の名前にもついている濁点を使った名前が却下されてしまいました。
まるで自分の名前が否定された気がして嫌な気持ちになりましたが、気持ちを切り替えて新たな名前を考えたのですが……。
義母に候補として名前を出すたびに難癖をつけられ、却下されたのです。
昔からの言い伝えなのか迷信なのかわからないけれど、いろんな理由で反対をされ、私は、義母にダメ出しされる度にイライラしていきました。
さらに夫は義母と私の板挟みになっていたのがツラかったのか、次第に投げやりになり、名づけをいっそお義母さんに頼もうとまで言い出して…。
これまであまり積極的に名づけに参加してこなかった康太も、私の落ち込みようを見て、自分でも懸命に名前を考えてくれるようになりました。
そして、夫が考えに考えた末、決めたひとつの名前。「我が子にいい名前を付けたい!」と真剣に考えてくれた名前だけに、これなら義母も理解してくれると、夫と義実家を訪ね、義母に伝えたのですが……。