くらし情報『梅雨の頭痛は子どもや痩せ型の人はとくに注意、タワマンや高層ビルで影響受けることも』

梅雨の頭痛は子どもや痩せ型の人はとくに注意、タワマンや高層ビルで影響受けることも

鼓膜の奥は隔絶された空間になっているので、強い圧がかかったり、逆にすごく低圧になると、空気が膨張・収縮しようとして、痛みをもたらします。さらに耳の中には体のバランス感覚や回転を司る大事な器官があるので、エレベーターの昇降による気圧の変化によってそれらがエラーを起こし、頭痛やめまいなどの症状を引き起こしてしまうことは十分考えられます」

――対処法はありますか?

「耳抜きを上手に行うことです。エレベーターで耳に違和感があったとき、つばを思いっきり飲んだり、あくびをすると、プチッと音がして耳が開く瞬間がわかると思います。これらを意識すること、プールに潜ったときなどに練習するのもお薦めです」

――乗り物でいうと、飛行機に乗るときに気圧を調整する耳栓を付ける人もいます。これは気象病にも有効でしょうか?

「数分の間に何千メートルと高度が上がり、気圧が急激に変わる飛行機の中では、気圧を調整する耳栓は有効でしょう。ただし気象病ではそれほどの気圧変化ではないので、あまり意味はないかと思います。1013ヘクトパスカル(hpa)が1気圧で、天気がいい日は1023hpaくらい、気圧が低い日は1000hpaくらい。

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