くらし情報『なぜ学校の「色覚検査」はなくなった? “色覚異常”や“色覚障害”から呼び方も変化、理由を眼科医が解説』

なぜ学校の「色覚検査」はなくなった? “色覚異常”や“色覚障害”から呼び方も変化、理由を眼科医が解説

学校健診などの制度は変化していますが、色覚多様性を持っている人の割合は全く増えたり減ったりするものではありません。性染色体というものがあり、男性はX型+Y型、女性はX型+X型になります。この性染色体のX型の部分に色覚多様性の変化が含まれています。Xを1個しか持たない男性は、因子を持っている時点で色覚多様性が確定します。Xを2個持つ女性は、Xの因子を2個とも持っている時点で色覚多様性になり、因子を1個だけ持っている女性は保因者と呼ばれます。

日本では男性の20人に1人、女性の400人に1人が色覚多様性を持っていると言われます。ちなみに海外ではその割合が異なり、北欧では男性の10人に1人、女性の100人に1人に色覚多様性があるとのことです」

――色覚多様性と診断された場合、どうしたらいいですか?

「色覚多様性と診断された場合は、その種類によってどんな色が見にくい、間違いやすいか確認してください。そうすることで間違いやすい場面を確認する習慣がつき、適応していくことが可能です。
また、車のブレーキランプの赤が見えにくい等の安全に関わる場面もあります」

――子どもの色覚について、保護者が疑問を感じた場合は?

「もしかして…と思ったら、検査を受けましょう。

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