くらし情報『なぜ学校の「色覚検査」はなくなった? “色覚異常”や“色覚障害”から呼び方も変化、理由を眼科医が解説』

なぜ学校の「色覚検査」はなくなった? “色覚異常”や“色覚障害”から呼び方も変化、理由を眼科医が解説

学校現場でのこういった取り組みは、やはり公的機関なので遅れがちです。河合塾が先駆けて対応を表明したのはとても素晴らしいことだと思います」

――色覚多様性のため、つけない職業もあるとか。大人になって困ることがあれば教えてください。

「色覚多様性のある方は、色の違いを誤ることがあります。そのため、確実な判断が必要になる職業として、パイロットなどの運転関係、毒劇物取り扱いやふぐ調理師免許等は制限があります。インテリアデザイナーなど色を扱う仕事では、会社によって異なるようです。ただ、有名な画家のフィンセント・ファン・ゴッホも色覚多様性があったとされていて、必ずしも色を扱う仕事ができないというわけではありません。

インターネットを探せば『この職業に向いていません』と書いてある記事も見つけられます。
しかし、困難を感じた場合の対応策を講じていれば良いという条件付きのところも多いので、すぐに鵜呑みにせず具体的に確認していきましょう」
■子どもの色覚に疑問を持ったら、保護者はどう対応すれば?

――国内外で色覚多様性のある方はどれくらいの割合いるのでしょうか? また増減はありますか?

「色覚多様性は、遺伝による因子によって決まります。

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