2023年10月27日 06:00
「際しまして」と「際して」の使い分け方、知ってる?
「今回のプロジェクト開始に際しまして、連絡事項がございます」
「懇談会に際しまして、日時や集合場所が決定しましたのでお知らせします」
■「際しまして」を使う時の注意点
ここからは、「際しまして」を使う時に気を付けたいポイントを紹介していきます。
ビジネスで定番のフレーズだからこそ、適切に会話や文章に取り入れていくことが大切ですよ。
◇(1)文章で多用しすぎない
「際しまして」は、「〇〇に際しまして、~です。そして△△に際しましては~」など、繰り返し使うことで冗長的な印象を与えてしまう可能性があります。
そのため、1つの文章の中で繰り返し使わないように別の言い換え表現を取り入れるなど、読みやすさや聞きやすさを意識した使い方が大切です。
実際に対面している時やビジネスメールで「際しまして」を頻繁に使うことは避けましょう。
◇(2)ビジネス文書では「際して」でもOK
文章が長くなる時や端的に連絡事項だけを伝えたい場面では、敬語表現ではない「際して」を使っても問題ありません。
特に、ビジネス文書では短く簡潔な文章が求められるので、「際しまして」を「際して」にすることで読みやすくなるというメリットもあります。