くらし情報『あまりにも悲しい恋愛成就。うそと秘密の板挟み【君が心をくれたから#3】』

あまりにも悲しい恋愛成就。うそと秘密の板挟み【君が心をくれたから#3】

という言葉をかけていました。

これもまるで実体験を踏まえたかのよう。「火事で命を失うことになった自分には、その時間がなかった」かのようにもとれます。果たしてその真相は……。

■世界一幸せな二人を見て絶望する雨

あまりにも悲しい恋愛成就。うそと秘密の板挟み【君が心をくれたから#3】

嗅覚にはにおいを感じるだけでなく、特定のにおいをかぐと過去の思い出が蘇る「プルースト効果」というものがあります。つまり嗅覚を失うということは、においに関する思い出を失うということ。

結婚式場で日雇いバイトをした雨は、この瞬間世界で一番幸せなカップルを目の当たりにします。本来であれば、自分の将来を重ねてしまいたくなる幸せな絵面なのですが、新郎新婦のエピソードを聞き、五感を失う自分がどれだけ大切なものを失くすのかを実感させられます。


クレープの香りをきっかけに、太陽との学園祭の記憶を思い出すことも、おいしいご飯を作ってあげることも、声を聞くことも、同じ景色を見ることもできなくなってしまうのです。

自分は幸せになることができないのだと、まさか幸せな二人を見て絶望することになるとは……。そこで雨は自分は太陽を幸せにはできないと、身を引くことを決意します。

■願いがかなったのに絶望の淵に立たされる雨

あまりにも悲しい恋愛成就。うそと秘密の板挟み【君が心をくれたから#3】

高校生の頃、学祭の準備で疲れて寝ている太陽に、「夕陽が今までで一番きれいだって思えたのは太陽くんがいたからなんだね。

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