明らかになる案内人の秘密と結婚詐欺&失踪計画! 大荒れする相関図【君が心をくれたから#8】
次はどんなファインプレーを繰り出してくれるのでしょうか。
■自分の過去を雨に重ね、追体験しているように見える日下
「雨と生きよう」と決意した太陽は、雨にプロポーズをします。
しかし、雨はその答えを保留。あまりに早すぎるプロポーズの理由が、太陽が読んでいた本にあったことに気づいてしまいます。雨の介護をするために、書類の上でも家族になった方がさまざまな手続がスムーズにいくなど、雨の将来を考えての決断だったのです。
「太陽と一緒にいることが彼の負担になるのでは」と雨が悩み続ける中、案内人・日下(斎藤工)が「それでも彼は支えるかも。五感を失ってからは断る術はない。プロポーズ受けてみては?」と柄にもなく助言をします。
「雨に肩入れはするな」と言っていた彼がこんな発言をするなんて、なんだか自分の過去を雨に重ねて希望を抱いているようにも見えます。
自分も奇跡の取引をして、人を助けた日下。おそらくその結末は悲しいもので、それを原因に彼は心を失ってしまったけれど、雨と太陽が純粋に相手を思い合う姿を見て、日下も心を取り戻し始めたのかもしれません。
「人間、最後は自分を守る」と言っていたので、日下は裏切られたけれど、太陽たちはそうはならないのでは?とどこかで期待をし、自分はかなわなかった幸せな結末を信じたい、と思っているように見えてなりません。