給与明細、何を見たらいい? 今さら聞けない「給与明細の基本」
社会人2年目になって住民税が引かれて「手取りが減った!」ということがあるので、注意しておくといいでしょう。
ベースとなる基本給に手当などを加算した「総支給額」から、「控除」の金額が差し引かれて、最終的に「差引支給額」がご自身の口座に振り込まれることになります。
こうして給与明細を見ると「税金がかなり引かれて、手取りが少ないな……」とがっかりする人も多いでしょう。会社員が節税をしたいのであれば、iDeCoがおすすめです。全額所得控除になり、老後の備えにもつながります。ただし、iDeCoを始めると原則60歳までは払い出すことができませんので、注意しましょう。
■給与明細は保管しておくべき?
給与明細は、3年は保管するようにしましょう。紙でなくとも、PDFでも大丈夫です。
会社側が倒産したのちに、社会保険料を収めていなかったというケースが稀にあります。たとえ会社が支払っていなかっとしても、社会保険料が給料から控除されていたことを証明するためにも、給与明細を保管しておきましょう。
また、会社が倒産して給料の未払いがあった場合も、「未払賃金の立替払制度」で未払い賃金のうち8割相当額を労働者健康福祉機構で立て替えてもらえます。