くらし情報『パリも日本も、どこにいても私は私。女優・杏の“環境の変化”への向き合い方』

パリも日本も、どこにいても私は私。女優・杏の“環境の変化”への向き合い方

パリも日本も、どこにいても私は私。女優・杏の“環境の変化”への向き合い方


■「おおむね面白く生きてます」パリで暮らすもう1人の自分

映画で千紗子が田舎に戻ってきたことで思いもよらない変化が訪れたように、環境を変えることは、人生を大きく変えることだ。あらためて、杏さんに日本とパリの二拠点生活に、不安などはなかったのかと問うと、意外な答えが返ってきた。

「多くの人が入学や就職をはじめとする引っ越しで環境が変わる経験があったかと思うんですが、私は今まで東京から出たことがなかったんです。だからそういった意味では、一般的に多くの方が18歳くらいで経験してきたことが、逆に私は今、初めてで。
パリは仕事や旅行で何度も訪れているので“知っている街”ではあるものの、自分がこれまで住んでいた場所とは全く違うところで生活を始めるというのは、すごくわくわくしました。
もちろん大変なこともあるんですけど、おおむね面白く生きてます」

パリも日本も、どこにいても私は私。女優・杏の“環境の変化”への向き合い方


環境が変わることを、ポジティブに捉える人、ネガティブに捉える人がいる。しかしそれは、人の受け取り方の問題で、いくらでも前向きに変換できることなのかもしれない。杏さんはパリに来てからの変化を「自分がもう1人増えたみたい」と説明してくれた。

「日本の自分と、フランスの自分がいる感覚。

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