海のはじまりの本当の真実。水季が出産を決めた本当の理由【海のはじまり#6】
景色だけでなく、こんなところにも小さな水季のかけらを発見し、水季がここに生きていた証を見るとともに、海と水季が親子であることを実感します。
■夏の知らない「水季と海と津野の日常」
水季の勤めていた図書館を訪れると、まさかの休館日。海の機転で津野(池松壮亮)に鍵を開けてもらい、誰もいない図書館を貸し切りで使えることに。
そこでは、海と津野のさまざまな姿を目の当たりにします。
「貸し切りです!」「大きい声出していいの?」の互いの一言で伝わり、鬼ごっこが始まる海と津野のコミュニケーションや、本を貸し出す時に「(また会えるのを)待ってます」と声をかける水季の姿の真似をする海、手慣れた手つきで海の髪の毛を結う津野。
そこには、夏の知らない「水季と海と津野の日常」が確かにありました。
津野が海の髪を結う際に、「夏がしてくれた三つ編みを解いても大丈夫か?」と目で夏に訴える海の優しい配慮もまた、水季が育ててくれたもので、水季の生きていた証なのでしょう。
■ドラマから私たちへのメッセージ
ビールを飲みながら語らう津野と夏。水季はワンオペの子育てで時間もお金もなく、時間とお金ができたらまた子どもに使う生活のループで、自分のこともままならなかったよう。