海のはじまりの本当の真実。水季が出産を決めた本当の理由【海のはじまり#6】
他人に優しくなりすぎず、物分かりのいい人間を演じず、ちょっとズルをしてでも自分で決めてください。どちらを選択しても、それはあなたの幸せのためです。あなたの幸せを願います。」
中絶を選ぶことも、出産を選ぶことも、どちらも正解。
自分の気持ちに従って、自分で決断したことが、自分の幸せにつながるのだと、誰も否定することなく、寄り添う弥生らしいメッセージ。弥生の後悔と苦悩を他の誰にも味わせたくないという、優しさが詰まっていました。
それを受けて自分の気持ちに従い「海を出産した水季」。そして「海の父親である夏」と弥生が付き合い、二人で海に向き合っている……なんという運命の悪戯なのでしょう。これは偶然か必然か。
■海のはじまりの始まりの真実
人の意見に影響をされたり、流されたりすることのない水季に影響を与えた弥生という存在の大きさと言葉の力。海の件でずっと外野だと思っていた弥生は、外野なんかじゃなく、むしろ海のはじまりに一番関わっていた人物だったのです。弥生がいなかったら海はこの世にいなかったのですから。
第6話では海の本当のはじまりのエピソードが明らかになりました。水季も産婦人科で「この人が来たら、伝えてもらっていいですか?」