「本当の自分」を出す必要はない。職場では猫をかぶってもいい理由
では何が大事かというと、調和です。ガンガン意見を主張する人がいて、まぁまぁと中和する人がいて、フムフムと見守る人がいる。各々がそれぞれの役割をバランス良く受け持ってこそ調和が取れ、仕事はちょうどいい塩梅でスムーズに進みます。
その時、各々が受け持つ役割は、必ずしも“ 本当の自分 ”とは限りません。
プライベートでは子どものように自由で好き嫌いがハッキリしている人が、職場では皆のバランサーとなって意見の調整役をしている、なんてことは普通にあります(私の友人がこれ)。彼女が職場で資質を発揮できる役割がバランサーだからです。
あなたも同じだと思います。本当はイラつくこともあれば愚痴りたい時もあるけれど、それを表に出さない。
調和を大事にして、常にニコニコできる。それって立派な職能です!
実際、不平不満や元気のなさがストレートに顔や態度に出てしまう人ってすごく多いです(そう思いませんか?)。無理に笑顔を作ってみたところで「心が入ってない」「不自然」などと言われてしまったりもするわけで。そんな中、「心が広い」「イラつくことがなさそう」と言われるあなたの笑顔にはうそがない。少なくともそう見えるのです。