2016年3月29日 22:00
瀬戸内、デニムの聖地で生まれた三越伊勢丹の物づくり--1/2【JAPAN SENSES~find,SETOUCHI BLUE~】
へ。パターン作成から製品加工まで一貫生産できるとあって、有名ブランドからプレミアムデニムのオーダーも多いと言う。レーザーによるカット、特殊ミシンの縫製、洗いなどの加工現場をじっくり視察。その後にサンプル商品は店舗のように並ぶショールームを訪ねる。ずらりと並んだオリジナルアイテムやスワッチをみているうちに、商品イメージが広がってきたのかバイヤーたちからは次々に「展開できる色や素材感」「ダメージの出し方」「価格」など241(ニ・ヨン・イチ)の代表らと自然に商談がはじまっていく。ものづくり現場を訪ね、そこで知り得た技術に触発されて、瀬戸内プロジェクトは形づくられてきた。そのなかでキーフレーズとなったのは、バイヤーたちが口にした、“瀬戸内の青”の美しさだ。池田さんは「ものづくりの現場はもちろんですが、穏やかな青い海に象徴される瀬戸内の豊かな自然に触れたことで、JAPAN SENSESがより立体的なプロジェクトに仕上げることができました。
「青」を切り口とした瀬戸内の技術で作られたオリジナル商品をはじめ、各フロアの展示でも瀬戸内の青の美しさを表現しています」と話す。瀬戸内とのコラボレーションからは、どんなファッションやライフスタイルアイテムが生まれたのだろうか?後編へ続く。