2016年5月10日 20:00
東急プラザ銀座に新店舗をオープンしたコンセント、パリ在住20年のバイヤー湯沢由貴子のセレクト眼【INTERVIEW】
「21世紀をたくましく生きる大人の女性に向けたバイヤーズショップ」というコンセプトは2001年に大阪に1号店をオープンしたときから、変わっていません。価格ではなく価値を自分で決ることのできる女性がターゲットです。あるときはスポーティブだったり、クチュールなドレスであったり、ガーリーなファッションを着たり、ロック風なときがあったり、さまざまなスタイルを楽しみたいと思っている女性たちです。Q:各シーズンのバイイングテーマはどのようにして決定されるのですか?湯沢:毎シーズン、ロンドンコレクションからバイイングをスタートするのですが、その段階でテーマは全く白紙です。最後、すべて買い付けを終えマップを作って行くときに不思議とテーマが統一されているのです。普段は自分が好きではない色や形をオーダーしていたり、イメージが自然に決まっている。モードというのはその時代の気分です。展示会でクリエイターなどと話をしていくなかで、自分自身のバイイングのイメージも固まっていきます。
そのシーズンの買い付けを終わったときに、自分がなぜそれを買い付けしたのかしっかりとスタッフに伝えていかなければならないという思いは、バイヤーをスタートしたときから変わっていません。