くらし情報『【ファッションの“未来”たちに聞く】誰もが明日着たい服を、今日作れたらいい。デザイナー横澤琴葉--2/2』

2016年6月24日 22:00

【ファッションの“未来”たちに聞く】誰もが明日着たい服を、今日作れたらいい。デザイナー横澤琴葉--2/2

ブランドで言えば、当時のDKNYやカルバンクラインみたいなスタイル、いつもは自分と同世代、もしくはもう少し若い子たちに向けて作っているのですが、今回はブランドの別の面を見せたいなと。でも根本は一緒で、その子たちが憧れる「働く女性像」を見せたかったんです。こんな女性は素敵だな、なりたいなって思えるようなスタイルを提案しようと思いました。ーーモードの世界では「ジェンダーレス」という言葉がひとつのキーワードになっていますが、横澤さんの服からは、女性らしさ、女性であることの喜び、そしてさらには反発といったものを感じます高校生の頃は、いわゆるモードの世界に憧れを持っていました。構築的で均整の取れたシルエットの美しさ、それらの多くは男性デザイナーによるものでした。当時の私にとってそれは絶対的なもので、超えられない壁として存在していたのですが、フィービー・ファイロを筆頭に大手メゾンで活躍している女性デザイナーに強く影響を受けました。彼女たちが作る服は、"不安定さ"や"弱さ"が、そのまま服として表れていました。私にとってそれはすごく助けになりましたし、男性的な完璧さを求めなくてもいいんだって思えるようになりました。

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