ウードと中東原産の花々が織りなすオリエンタルな香り。ルイ・ヴィトンから新作フレグランス「フルール・ドュ・デゼール」登場
砂漠の中央にそびえ立つ壮麗な宮殿、蜃気楼のように砂の単調さを打ち破る宝物のような建築。「Fleur du Désert 」──砂漠に咲く花を意味するこのパフュームを調香するために、彼はジェッダからほど近いサウジアラビアの砂漠で、朝の散歩中に出逢った緑豊かなオアシスの「絶対的な美」に身を委ねました。不毛な大地に抗う命の力──「極めて楽観的なシンボル」 に心動かされたジャックは、そのイメージをコントラストに満ちたカラフルなシグネチャーつまりオリエンタルな香跡の深みによって高められた、新鮮なフラワーブーケの繊細さと捉えました。
©LOUIS VUITTON
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ジャスミン、オレンジ・ブロッサム、ローズ──これら3つの中東に起源を持つ花々は、西洋のパフュームを象徴するものとなりました。「これらの花々は、オリエントのさまざまな地域からキャラバンによってヨーロッパにもたらされました」とジャック・キャヴァリエ・ベルトリュードは語ります。「私のアイディアは、ただ単にこれらの花々が持つ自然の驚異を、ありのままの形で体現することでした」。パフュームの歴史と起源からダイレクトに着想を得た「Fleur du Désert」