ウードと中東原産の花々が織りなすオリエンタルな香り。ルイ・ヴィトンから新作フレグランス「フルール・ドュ・デゼール」登場
ウッディで、アニマリック、スパイシー、アンバー...その深い香りは、フローラルブーケの最も柔和な側面に呼応するハニーのノートによってまろやかさを帯びています。砂漠の風のように暖かいシナモンの囁きに触れて、このリッチな香跡はアンブロックスの官能性で肌を包み込みやがてアンブレットシードの自然なムスクの柔らかさへと溶け込みます。貴重な成分に包まれたこの「花々のネクター」は、時が経つにつれて、その絶対的な洗練性を露わにします。
ルイ・ヴィトンと中東──シグネチャーの伝承
2018年に発表した「Ombre Nomade」と共にはじまった「LES PARFUMS LOUIS VUITTON」における中東の香水文化へのオマージュは、原料やインスピレーションをもたらした地域のみに限定されません。ジャック・キャヴァリエ・ベルトリュードは、次々と発表するフレグランスを通じて、彼の個人的な創作プロセスと中東のパフュームとの繋がりを再確認します。両者は、テクスチャーのある洗練されたフレグランスへの絶対的な愛を共有しているのです。祖父の代から続くパフューマーの家に生まれたジャックは、「真に優れたパフュームには、ユニークかつ即座に記憶に残る香りの痕跡がある」