2018年3月27日 18:00
アンブッシュが東京で初のランウェイ、世界とシンクロするストリートのモード化【2018-19秋冬コレクション】
デザイナーのユン(YOON)が幼少期を過ごしたというシアトルの北部、“NOBO”をテーマとした今シーズンのストーリーはアスレジャー、グランジといったアイデアに落とし込まれている。ニットがパッチークされたデニムや、パーカーのドローストリング、ビッグダッフルのカットアウト、チェックのネルシャツなどのスカーティングなど、どれもそのままこのどちらの会場に溶け込めるスタイル。ダウンジャケット、マウンテンジャケットなどのアイテムもユニセックスでグローバルに伝わりやすい。
シーズントレンドのガンクラブチェックのコートにはガンホルダーを思わせるベストが合わせられ、さまざまなパーツのアイデアのミックス具合はブランドパートナーのバーバル(VERVAL)がDJであることからもサンプリングネタは豊富といったところ。ミックスダウンとマスタリング、いやフィニッシュワークの上質さはランウェイ上からも伝わり、このブランドが現在シーンの中核として期待されている理由が伝わってくる。会場には東京ストリートシーンを代表するデザイナー、モデル、DJやEXILE ファミリーを始めLDHのメンバーらの顔もずらり。NYからアンブッシュ同様、DJ活動とハイプなブランド展開で注目を集めるスパゲッティーボーイズ(Spaghetti Boys)