フランツ・フェルディナンド―4年振りの新作とエディ・スリマン【INTERVIEW】
だね。彼は重要なデザイナーであり、僕の友達でもある。非常にクリエーティブだし、ロックなデザイナーだよね。
――ということは、エディに写真を撮ってもらったこともあるんですよね?
うん、何回かあるよ。今回のショーには行けなかったけれど、前回はバンドで演奏したりもしたしね。エディって、ファッション界の常識をものともしないから、高い創造性を保てていると思うんだ。音楽も同じで歴史を認識するのは大切だけれど、新しいものを作っていくのならば壊していかないといけないからね。その点でも彼をリスペクトするし、共感もするよ。
――あなたが服を選ぶ際の基準は?
一生着続けるつもりで、いつも服を選ぶんだ。14歳の時に買ったシャツを今でも着ているよ。
――今はロンドンとスコットランドの半々の暮らしということですが、お気に入りのお店はどちらに多いですか?
ロンドンで買うことが多いかな。やっぱりお店が多いしね。行きつけはデパートのリバティ(Liberty)なんだ。建物がクラシカルで好きだから。リバティに行くと買い物もできるし、クラシカルな建築も見れるし、どっちも満足できるからね(笑)
第一次世界大戦の引き金となったサラエボ事件で暗殺されたオーストリア皇太子の名前をバンド名にしたフランツ・フェルディナンドは、2001年にグラスゴーで結成。