手作業の仕上げを堪能。スイス高級時計ブランド「ローマン・ゴティエ」の最新鋭のスケルトンウォッチ
今回のインサイトマイクロローター・スケルトンにおいては従来の面取りの仕上げに加え、面取り面のマット仕上げもお選びいただけます。主張をやや抑えた仕上げの方法であり、スチールのやすりで削り、面を整え、エメリーペーパーで仕上げ、従来の最後の工程を敢えて行わずマットな質感を残したものです。
スケルトンウォッチとなり、新たに見えるディテールの世界
手作業によりスケルトン化された受け(ブリッジ)と地板により、新たなディテールが現れました。
1時位置と3時位置の間には、巻き上げと時刻設定の機構が、S字のネジ頭をもつネジとともに見られます。5時位置にはスネイル仕上げが施された主ゼンマイ、7時位置にはサーキュラーグレイン(円形装飾)が施され、美しく面取りされた円形のアーム。6時位置には鼓動を刻むテンプはまるで浮かんでいるようであり、地板を丸くくり貫いて特徴的な空間が用意された9時位置ではマイクロローターがスイングしています。
シースルーバックからは、ムーブメントをより良く鑑賞することができます。ここでもまた、マイクロローターが主役となり、この装置の両方向回転を可能にする逆転歯車から始まる輪列の動きにトルクを伝達しています。