ジョン ローレンス サリバン2020年秋冬、デザイナー・柳川荒士が想う「人の心を動かす服作り」
とのコラボレーションによるもの。
今回のコレクションについて柳川氏に伺った
―――Wim Wenders氏 の作品やPina Bausch氏のパフォーマンスとの出会いとは
柳川「15年くらい前、友人が誕生日プレゼントとしてPinaのPalermo,PalermoとFull Moonを観に連れて行ってくれました。その頃、東京コレクションを行なっていた自分は、総合演出のあり方や今後目指すべき表現を観たような気がして、無意識のうちに涙を流していました。それ以来、ニューヨーク、ロンドン、様々な場所で彼女の作品を観劇しました。Wimは中学生か高校生の頃、知り合いの勧めで、PARIS TEXASを観て知ったと思います。
PARIS TEXASとPinaは好きで、今でもDVDで繰り返し観ています」
―――Wim Wenders の作品やPina Bauschのパフォーマンスからインスパイアされて、実際にファッションに落とし込む上での拘り
柳川「映画やパフォーマンスから感じたムードを、素材の色やテクスチャー、シルエットのボリューム感などに反映させました」
―――“今”、ファッションについて思うこと、そして伊勢丹メンズのお客さまにプロモーションを通して感じて欲しいこと
柳川「今までと変わらず、人の心を揺さぶり刺激するような、挑発的なもの作りを心がけています。