今の時代を反映する現代美術をフィーチャー。CADAN×ISETAN MEN'Sコラボプロジェクト第3弾スタート
、2017年にWAITINGROOMで開催した個展「続・公共と自由」に引き続き、同シリーズに新作を交えた「続・続・公共と自由」として発表する。
【4階】日野田 崇(ひのだ たかし)(所属ギャラリー:imura art gallery)
1968年兵庫県神戸市生まれ。1991年大阪芸術大学 芸術学部 工芸学科陶芸コース卒業。1992年に初の個展を開催以降、国内外のギャラリー、美術館での個展・グループ展で作品を発表している。2010年、京都府文化賞 奨励賞受賞。現在、嵯峨美術大学 教授。近年、日野田は「手色形楽(しゅしきけいがく)」という造語を自身の制作を定義づけるために提案している。これは西洋近代の「Fine Art」や日本語の「美術」に代わる枠組みとして想定されるものである。
日野田 崇 「万能細胞 (Master Cells)」(2011)
セラミック(陶・磁)、156.5×75×88cm
作品『万能細胞』はもともと、医療用途などに開発が進んでいる再生細胞のトピックに触発されてできたもので、初期化した細胞が特定の形や質のまとまりや機能に特化していく過程と、自⾝が土をかたちづくっていくプロセスとが共鳴しているように感じられた。