手作業で美しく仕上げられた文字盤と針。スイス時計ブランド「ヴティライネン」
を用います。
ケース
自社のケースメーカー、ヴティライネン&カッティンを所有。ロウ付けされたティアドロップラグと、手作業により肉厚でやわらかなケース曲面が、文字盤を引き立てます。ティアドロップラグは1940年代~1960年代のスイス時計に多く見られたものであり、美観だけでなくメンテナンスのしやすさも特徴。ロウ付けされたティアドロップラグはカリ・ヴティライネンによると強度の面からも優れているとのことです。
自社製ムーヴメント
自社で開発から設計まで行われる自社製ムーヴメントは、毎時18,000振動のロービートでゆっくり動く大型のテンプとオリジナルの調速機構、手作業で面取りされたパーツが特徴。ブリッジ(受け)の表面にはコート・ド・ジュネーブ装飾もしくはフロステッド仕上げが施され、角は手作業により面取りが施されています。歯車やネジの一本にまで抜かりのない伝統的な手仕上げがなされています。
代表モデル「ヴァントゥイット」をはじめ多くのモデルに採用されているのが、大型のテンワと2枚のガンギ車が特徴のダイレクトインパルス脱進機。アンクルを使用した従来のスイスレバー脱進機に比べ、接触面が少なく摩擦が少ないため、エネルギー効率が良く、パワーリザーブを伸ばすことができます。