【ルック】キム・ジョーンズによるフェンディのデビューコレクション。2021年春夏クチュールコレクションを発表
Fendi Couture Spring/Summer 2021
“空虚なつまらないものに思えても衣服は身を温かく保つよりも大切な役目を果たすようだ。それは、世界に対する私たちの見方そして私たちに対する世界の見方を変えるのだ”
― ヴァージニア・ウルフ 『オーランドー』より
ブルームズベリーからボルゲーゼへ
超越的なロマンスと時代を超える創造性に思いを巡らせながら、キム・ジョーンズ(Kim Jones)は、フェンディ(FENDI)のデビューコレクションにおいてブルームズベリー・グループ(Bloomsbury Group)の型破りな英国的感性から着想を得ると同時に、ローマ(Rome)に本拠を置くメゾンの名高い歴史にも敬意を示しています。
フェンディ2021年春夏クチュールコレクションでは、多様なインスピレーションが共通点を見出し、織り合わされ、ヴァージニア・ウルフ(Virginia Woolf)とヴァネッサ・ベル(Vanessa Bell)姉妹の、伝統から解放されたクリエイティビティの永続的な魅力を、イタリア彫刻とフェンディの根本を成すコードが語る不朽の言語とともに探究しています。ヴァージニア・ウルフが「オーランドー(原題:Orlando)」