幸せなショコラ生み出す若きショコラティエール【小林美貴/生き方前編】
日本では高級なものというイメージが強いのですが、もっと身近なものとして浸透していくと嬉しいですね。フランスでは日常的にショコラを食べる習慣があるほど、生活に根ざしています。
――では、パレスホテルに入社した経緯は?
ロッテのチョコレートカフェ「シャルロッテ チョコレート ファクトリー」の立ち上げにショコラティエールとして関わった際、パレスホテルの方に会う機会がありました。ちょうどパレスホテル東京が新しく開業する時期で、声を掛けて頂いたのがきっかけです。ホテルのイメージ同様、ラグジュアリーなショコラを提案していく、というコンセプトを聞いてワクワクしたのを覚えています。また、ショコラ専用の部屋で作業が出来る、恵まれた環境にも心を動かされました。
――「ショコラティエールになってよかった」と感じる瞬間は?
自分にしか出来ない作品が作れた時は嬉しいですね。そして、それを見た方からの反響もモチベーションに繋がります。
また、ショコラのご予約を頂いた時は、喜びもひとしおです。
――ショコラを作る際、最も重要なことは何ですか?
小さな1粒を1日で何千個も作ったり、同じ仕事を何時間も繰り返すこともあるので、持久力が一番大切です。