2017年11月17日 17:15
映画『ジャコメッティ 最後の肖像』天才彫刻家、晩年の創作の裏側を描く
映画『ジャコメッティ 最後の肖像』が、2018年1月5日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。
スイス出身の天才彫刻家、アルベルト・ジャコメッティ
彫刻のほか、油彩、素描、版画など様々な作品を残した20世紀を代表する芸術家、アルベルト・ジャコメッティ。日本で11年ぶりに開催された大回顧展「ジャコメッティ展」が約14万人の観客を動員したことからも、今なお多くの人を惹きつけるアーティストであることがわかる。『ジャコメッティ 最後の肖像』はジャコメッティの最後に手掛けた肖像画の、18日間にわたる制作過程の裏側を描く。
監督・脚本は『プラダを着た悪魔』出演の俳優、スタンリー・トゥッチ
メガホンを取るのは、『プラダを着た悪魔』や『ラブリーボーン』などに出演した俳優、スタンリー・トゥッチ。ジャコメッティの大ファンであったスタンリーは、脚本を10年間温め続け、満を持して制作に取り掛かった。本作は、最後に手掛けた肖像画のモデルを務めたジェイムズ・ロード自身が書いた回顧録「ジャコメッティの肖像」をベースに、ジャコメッティを取り巻く複雑な人間関係、創作に対する姿勢などを緻密に描く。
肖像画モデルが見た"天才の妥協なき創作現場"
ストーリーの舞台は、1964年パリ。