くらし情報『「イサム・ノグチ ─ 彫刻から身体・庭へ ─」国内12年ぶりの回顧展、東京オペラシティで開催』

2018年6月24日 19:20

「イサム・ノグチ ─ 彫刻から身体・庭へ ─」国内12年ぶりの回顧展、東京オペラシティで開催

身体と大地
ノグチは最晩年に至るまで、庭、公園、ランドスケープなど、“大地”を素材とする作品を制作。庭に関わる制作活動は、「彫刻」を「大地」に結びつける試みであり、同時に重力によって大地に縛り付けられた人間の「身体」と向き合うことでもあった。日本庭園から着想を得た《チェイス・マンハッタン銀行プラザのための沈床園》は、その静寂な佇まいによって人々が憩うことができる空間を創出した作品だ。

また、ノグチの後半生を代表する、玄武岩や花崗岩を使った石の彫刻作品の数々にも注目したい。ノグチは、地球の歴史や自然の摂理を物語る物質として石と向き合い、石の彫刻作品を通して、人間の心・身体と大地の関係性を、空間や時間の視点から問いかけている。《アーケイック》や《空間のうねり#2》など、シンプルながらもエネルギッシュな表情の作品を残した。

詳細
イサム・ノグチ ─ 彫刻から身体・庭へ ─
Isamu Noguchi: from sculpture to body and garden
期間:2018年7月14日(土)~9月24日(月)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー(3Fギャラリー1, 2)
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
開館時間:11:00~19:00(金・土は11:00~20:00/いずれも最終入場は閉館30分前まで)

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