2019年3月23日 23:50
ザ・リラクス 2019-20年秋冬コレクション - 初のランウェイショー、ベーシックの探求の旅は続く
ランウェイに並ぶのは誰もが一度か二度、試し手に入れたことのあるであろうオーセンティックなピースである。奇抜な色や柄はない。グレー、ブラック、ホワイトなど、デイリーワードローブと馴染みやすいカラーリングだ。
パーツの位置、素材選び、シルエットの見直し
しかし、一つひとつのピースは、実は全く新しい視点から作られている。テーラードジャケット一つをとっても、従来の“当たり前”のパターンを使用せず型を一から作り、裁ち方、パーツの配置、ボタン位置、素材選び、全てを丁寧に見直し、モダンなベーシックウェアを作り出す。
例えば、メンズモデルが纏ったダブルのロングコートは、肩の位置を従来よりも少し外にずらすことで、肩のラインが強調されより男性的で力強い印象に変わっている。
フーディジャケットは、本来よりもフードを大きくすることで、快活さが軽減され、チャーミングになり、スカートやドレスなどフェミニンなピースともマッチしやすいようアレンジされている。
ピーコートはボタンを大きくすることで、シンプルザベストの中に遊び心をプラス。
ニットは毛足の長い素材を選ぶだけで、ドレスのように主張の強いピースへと様変わりするのだ。