くらし情報『展覧会「アジアのイメージ 日本美術の『東洋憧憬』」東京都庭園美術館で、アジアの古美術品など約100点』

展覧会「アジアのイメージ 日本美術の『東洋憧憬』」東京都庭園美術館で、アジアの古美術品など約100点

また、杉山寧が中国を訪れて描いた、優しく微笑む「アルカイック・スマイル」の仏像にも注目だ。

古代中国の青銅器から着想を得た陶器など
古代中国の青銅器である、鳥型祭器からインスパイアされた香取秀眞の《鳩香炉》 は、翼の渦巻き模様やふっくらした胸が古代の鳥を思わせる一方、愛嬌ある表情とつややかな質感、大きな足が、ユニークかつ現代的な魅力を放つ。その他、河井寛次郎や石黒宗麿といった作家が、古美術の即興性や自然性に影響を受けて制作した陶器作品が登場する。

山縣良和のインスタレーションなど現代作家も
現代作家が表現する「アジアのイメージ」も紹介。リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)のデザイナー、山縣良和は、70年代の西洋とアジアの経済的対立構造を思わせる、「日米繊維交渉」をテーマにしたインスタレーションを展開する。その他、画家の岡村桂三郎が、古代青銅器の地紋から着想を得て描いた伝説上の霊獣の絵画や、漆芸家の田中信行が、アジアからの文脈を踏まえて制作した漆のオブジェなども展示される。【詳細】
アジアのイメージ 日本美術の「東洋憧憬」
会期:2019年10月12日(土)〜2020年1月13日(月・祝)

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