2019年11月8日 12:00
展覧会「バンクシー展 天才か反逆者か」福岡・広島・東京で、バンクシー作品70点以上が日本初上陸
を使用した独特なアートと、 それに添えられるエピグラムは、彼の代表的な活動スタイルだ。風刺的でダークユーモアに溢れた作品は、社会問題に根ざした批評的な作品として評価されている。
「政治」「抗議」「消費」などテーマごとに作品紹介
展覧会では、オリジナル作品や版画、立体オブジェクトなどを過去最大級の規模で紹介。「政治」「抗議」「消費」などテーマごとに作品をまとめ、裏側にある制作意図をあぶり出していく。
会場では、平和へのメッセージが込められた《ラブ・イズ・イン・ジ・エア》や、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区にあるベツレヘムの建物に描かれている《ガール・ウィズ・バルーン》、社会的弱者をネズミに重ねた「ラット」シリーズなどが展示される。
また、インスタレーションや大型3面スクリーンなどによる体験型展示も多数用意。バンクシーの制作風景を連想させるインスタレーションでは、ステンシルの型やスプレー缶、制作イメージ映像などを紹介する。
さらに、パレスチナに建てられたホテル「ザ・ウォールド・オフ・ホテル」を再現した空間や、2015年に企画されたアートと風刺のテーマパーク「ディズマランド」の映像インスタレーションも展開される。