展覧会「西洋絵画400年の旅」大分県立美術館で、モネやゴッホなど約80点でたどる西洋絵画史
元々人やモノの背景としての風景描写が主題へと発展した風景画からは、ヴェネツィアの都市を描いたカナレットの《ヴェネツィア、サン・マルコ広場》などを紹介する。
既成の価値規範を逸脱しようとする近現代絵画
続く第2部では、アカデミックな美術における既成の価値観や技法から離れ、新たな表現を開拓していった近現代絵画に注目。
ターナーの海景画や、ルノワールの女性像など、風景のダイナミズムや光を捉え、現実の人物の息吹に迫った作品を展示する。一方で、マグリットの作品などシュールレアリスム絵画からは、現実を超えた世界へと向かった画家の挑戦が見られるだろう。
さらに、セザンヌの《オーヴェールの曲がり道》や、蓮の花と水面の表情を巧みにうつしとったモネの《睡蓮》など巨匠たちの作品を通して、近代以降の画家たちの意識の変化をたどる。
展覧会概要
展覧会「西洋絵画400年の旅─珠玉の東京富士美術館コレクション─」
会期:未定
※当初は、2020年7月22日(水)から9月6日(日)までの予定だったが、現在調整中。今後中止になる恐れもあり。
会場:大分県立美術館 1F 展示室A
住所:大分県大分市寿町2-1
TEL:097-533-4500
開館時間:10:00〜19:00(金・土曜日は20:00まで)