くらし情報『映画『天国にちがいない』エリア・スレイマン監督が描く故郷パレスチナの愛と苦悩、カンヌ映画祭W受賞』

2020年11月1日 12:40

映画『天国にちがいない』エリア・スレイマン監督が描く故郷パレスチナの愛と苦悩、カンヌ映画祭W受賞

肝心の映画企画は友人のガエル・ガルシア・ベルナルのサポートもむなしく「パレスチナ色が弱い」とあっけなく断られてしまう。いかに遠くへ行こうとも、平和と秩序があるとされる街にいようとも、何かがいつも彼に故郷を想い起させる。まるで、どこに行っても同じー。果たして「私の“故郷”と呼べる場所とは何なのかー?」。

公開を前に、3枚のポスタービジュアルが公開された。美しい海を眺めるシーン、パリの街角に放置された空き瓶の山やカフェのテラス席を管理する警官、セントラルパークの天使など、監督の鋭い風刺とイマジネーション豊かな映像美が垣間見える。また、3枚それぞれに添えられた「この世界は、かくも可笑しく愛おしい―。」とのキャッチコピーが、本作の独特な雰囲気を表している。

【詳細】
『天国にちがいない』
公開日:2021年1月29日(金)
監督:エリア・スレイマン
脚本:エリア・スレイマン
出演:エリア・スレイマン、ガエル・ガルシア・ベルナル、タリク・コプティ、アリ・スレイマン
原題:It Must Be Heaven
配給:アルバトロス・フィルム/クロックワークス

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