くらし情報『板倉俊之「必要のない仕事をしている」 悩んでいたら、消防士の友人が?』

2021年12月23日 19:22

板倉俊之「必要のない仕事をしている」 悩んでいたら、消防士の友人が?

自分は、必要のない仕事をしているのだから。

itakuratoshiyukiーより引用

人を笑わせる仕事は、人命救助をしている人たちと比べたら、直接生命に関わらない仕事のように思えます。

その点から、自分の仕事に誇りを持っていた板倉さんも、自信を喪失してしまったのです。

ライブが無事に終わった後も、板倉さんの心には暗い影が残りました。しかし、数年後に再開した、高校時代の友人の言葉に救われるのです。

消火活動をするポンプ隊員だけではなく、救急車で出動する救急隊員や、『オレンジ』と呼ばれるレスキュー隊員の仕事も行っている友人。

話をしているうちに、東日本大震災の時の体験談になったので、板倉さんは「すごい仕事だな。俺なんかとは違う」とこぼします。
すると、友人は即座に否定して、こう続けました。

「あのときマジで精神的にきつかったから、俺もう関係ないものが見たくて、よくツタヤでお笑いのDVDを借りてきて観てたよ。笑ってだいぶ楽になったんだ」

その言葉を聞いたとたん、あの時期にネタを考えて一人笑っていたことが、許された気がした。

そして頭の中にあるあの問題が、みるみる小さくなっていく感覚をおぼえた。

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