中村雅俊が詐欺師役で舞台に登場! ウソとホントが入り交じる物語とは?
――フーちゃんはどんな人?
フーちゃんが口にするのはウソばかり。だけど、ウソの背景には悲劇や切なさがあるんです。
照れ隠しじゃないですけど、かっこつけたい時が人間にはあるじゃないですか。
「フーちゃんは悪だけど、いいこともしていた」と、実智さんとのやり取りで、見ている人は感じるかもしれません。
――実智さんはどんな人?
実智さんは表向きは公認会計士として働いていました。でも、裏の顔はフーちゃんと同じ詐欺師です。
表と裏の顔を、使い分けていたんでしょうね。
実智さんは、妻を亡くしてしまうんですけど、結局、最後まで真実は伝えられませんでした。
妻を亡くしてから実智さんは、まるで屍のようになり、塞ぎ込んだ生活を送っているんです。
中村雅俊「諦めかけた自分たちの人生に、希望を見つけていく」
フーちゃんは、塞ぎ込んでいる実智さんの前に姿を現します。
過去の出来事から確執ができているような状況で、再び出会う2人はどんな物語を作っていくのでしょうか。
――フーちゃんと実智さんはどうなっていく?
お互いに「自分たちの人生なんて」と、諦めにも近い感情を抱いていた時もありました。