2022年6月26日 11:22
「信じる」ということ 言葉と心のつながりを大切にすると、心に映る風景が変わっていく
「信じる」というのは、実はとても凄まじいことなのではないか。耳障りのいいこの言葉をはまりのいいところに多用するのは、ちゃんと言葉を語っていないのではないか。
「愛してる」も同じことです。本当に愛してる?愛してるってどういうこと?情愛と愛は違うのではないか。
こう考え始めると迷路に入ってしまったようで、自分の中で問答が繰り広げられるのです。
例えば歌詞の中で「いつか」「いつの日か」という言葉が出てきます。日常的にも使う言葉ですが、「いつか」ということは「いまはない」ということです。
「いつか」という言葉には希望と、「いまはない」淋しさのようなものも含まれているのです。
たった3文字の「いつか」にこもっている物語を短い歌詞の中でどう語るかが作詞家の仕事なのだと、改めて思うのです。日常の中で交わされる「いつか」という言葉が希望であり、この手にできる確かなものであるように意識して口にしたいと思うのです。
このような言葉の重みは、一方で実践することで実現していくことがあります。自分を信じることができたら生きやすくなる。
夢は叶うと心から信じられるからこそ、それは現実になっていく。