2022年8月4日 10:51
500年の伝統のよさが分かる!まさかの『能面型お菓子』
本記事は、grape Japan編集部の外国人記者により掲載された記事の内容を、日本語に再編集してお届けするものです。
日本の古典舞踊劇である能は、現存する演劇芸術の中でもっとも長い歴史を持つとされています。
能は、簡素な舞台上で能面をつけた役者が、幽霊や神、鬼などの物語を演じる、パワフルで独創的なもの。
地域によっていくつかの流派があり、その1つが『黒川能』です。
国の重要無形民俗文化財に指定されており、室町時代に山形県鶴岡市の黒川地区で盛んに演じられました。
黒川能は神事能で、氏子によって同地区にある春日大社に奉納されており、2022年現在も旧正月にあたる2月1日と2日に行われる『王祇祭(おうぎさい)』で見ることができます。
黒川・能面菓子『能面もろこし』
『黒川能』を実際に見る機会があれば、ぜひおすすめしたいもの。
もし直接観ることが叶わずとも、映像で学ぶことも可能です。
YouTubeで『黒川能』というキーワードで検索すると、いくつか動画がヒットすることでしょう。
また、能面の形をした和菓子『能面もろこし』をお土産にするのも、この独自の伝統を味わう方法の1つです!
『黒川能』で使用される能面の総数は230面。