2023年1月6日 17:00
「昔、狩られた」「懐かしい…」 熱狂の渦に巻き込んだ『あのブーム』とは?
某スニーカーコレクターによると、ハイテクスニーカーとは、これまでになかったテクノロジーを盛り込み、近未来的なデザインを兼ね備えたスニーカーを指すといいます。
『NIKE』に負けじと、シューズメーカーの『REEBOK(リーボック)』もテクノロジーの成果を導入した画期的なスニーカー『Ventilator(ベンチレーター)』、『THE PUMP (ザ・ポンプ)』などを開発してスニーカーブームを牽引しました。
ポンプでフィット感を高める『ザ・ポンプ』
※写真はイメージ
『NIKE』が衝撃を緩和するために空気を利用したのに対し、『REEBOK』はフィット感を高めるために使いました。
それが1989年に登場した『ザ・ポンプ』。シュータン(※)の上部に丸い一種のボタンがあって、これを押して空気を送り込むとスニーカー上部に設けられたチャンバーという空気室が膨らんでフィット感が増すのです。
※足の甲部を覆うベロのようなパーツのこと。
後には、シュータン部分にだけ空気室を設けたモデルに発展し、『Pump Omni Zone II(ポンプオムニゾーンツー)』という人気スニーカーになりました。
衝撃吸収に新素材を投入した『ベンチレーター』
1990年に登場したのが『ベンチレーター』というシリーズのシューズです。