「こけら落とし」の意味や由来とは 具体例も合わせて解説
千秋楽とは
ちなみにこけら落としの反対、つまり催し物の最終日の呼び名として多く使われるのが「千秋楽」です。千秋楽は、複数日にわたって同じ内容を行った興行、公演の最終日という意味で使われます。
最終日を千秋楽と呼ぶ理由は、日本古来の儀式音楽や舞踊などが融合した古典音楽である「雅楽」における最後の演目が、「終千秋楽」という曲だったからといわれています。
「こけら落とし」の具体的な事例
※写真はイメージ
1.東京ディズニーリゾートとシルクドソレイユ
東京ディズニーランドといえば、毎年1000万人以上の人々が来園する夢のテーマパークです。
東京ディズニーリゾートで、2008年10月にかの有名なサーカス団「シルク・ドゥ・ソレイユ」による常設サーカス劇場がオープンし「ZED」と呼ばれるオリジナル作品のこけら落とし公演が行われました。
シルク・ドゥ・ソレイユは、1992年に日本初来日を果たしてから2007年までの計7回の公演で延べ560万人を動員した大人気サーカス団で、東京ディズニーリゾートの常設サーカス劇場は日本初です。シルクドソレイユと夢の世界の組み合わせは来園者の心と関心を大きく引き寄せ、特にこけら落とし公演は来園者に大きな期待と感動を与えてくれたサーカスとなりました。