くらし情報『「みんなうまく潰せなかった」 アレを食べるスプーンに「初めて知った」』

「みんなうまく潰せなかった」 アレを食べるスプーンに「初めて知った」

いちごスプーンの写真

『いちごスプーン』のヘッドの裏にはイチゴの模様が!(燕物産株式会社提供)

――製造にいたるまで大変だったことは?

ヘッドの膨らみをどのように変形させるのか、試行錯誤の連続でした。

ただ平らにするだけでは、転がってしまい解決になりません。わずかですが、逆に凹ませることでフィットさせることに成功しました。

形状の目処がたった後、硬いステンレス材でどのように再現させるかも大きな壁に。

無理に力を加えると、金属であっても割れてしまいます。また、金型に負荷がかかるため、壊れやすく、修理ばかりで量産が難しかったそうです。

――『いちごスプーン』はなぜ人気商品に?

やはり、日常のお困りごとを解決するアイテムは評判を呼び、口コミで広がったのだと想像しています。

どのご家庭でも1本は必ずあるアイテムになるまで人気になりました。


――先割れタイプと割れていないタイプがあるが、種類が増えた理由は?
先割れタイプを開発したのは、私の祖父である9代目・捧吉右衛門です。

最初に開発した『いちごスプーン』は、先が割れていないタイプ。祖父は潰して食べる際、イチゴを刺して食べる動作があることに気付きました。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.